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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第13章 恋の病
それにしても、出逢ってまだひと月すら経たず、しかも互いに相手について何も知らないというのに、何故、〝好きだ〟とか〝結婚〟という話にまで飛躍するのだろう? キョンシルには、ウォンジュンの性急さには到底ついてゆけそうにない。
―お願い、断って。私をどこにもやるつもりはないって、きっぱりと言って。
キョンシルは祈るような心もちで、トスの言葉を待った。しかし。トスの口から発せられたのは、期待した科白ではなかった。
―お願い、断って。私をどこにもやるつもりはないって、きっぱりと言って。
キョンシルは祈るような心もちで、トスの言葉を待った。しかし。トスの口から発せられたのは、期待した科白ではなかった。