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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
 いつもと変わらない光景ではあるが、少し違うのはキョンシルが何も喋らないことだ。いつもなら、その日あった―とはいえ、寺の一室で繕い物ばかりしていては、たいしたこともないが―ことを何かしら面白おかしく話すのが日課のようになっているのだ。
 トスは内心、訝りながらキョンシルの様子を窺っていた。向かい側で飯をかき込みながらも、注意深く器越しにキョンシルを見つめている。
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