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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
それが、キョンシルにはトスからの〝応え〟にしか思えなかった。トスおじさんは、自分が邪魔になったのだ―。
トスは首を振った。
「俺が知らないとでも思ってるのか? この寺に来てからというもの、そなたは俺のことを嫌っているというか、離れたいと思ってるんだろう。俺と二人きりになったときに限って、そなたは何かと用をつけて出ていくではないか。俺と二人でいるのがそんなに嫌になったのなら、そなたはここを出ていけば良いし、出ていくべきだ」
トスは首を振った。
「俺が知らないとでも思ってるのか? この寺に来てからというもの、そなたは俺のことを嫌っているというか、離れたいと思ってるんだろう。俺と二人きりになったときに限って、そなたは何かと用をつけて出ていくではないか。俺と二人でいるのがそんなに嫌になったのなら、そなたはここを出ていけば良いし、出ていくべきだ」