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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
「何が違うんだ。何より、これまでそなたが取ってきた行動がそなたの気持ちを物語っているじゃないか。それにな、キョンシル。もし俺が親父なら、父親はこんな時、必ず娘が幸せになる道を選べと諭すはずだ。俺だって何度も考えたさ。何をどうしてやるのが、そなたにとっていちばん良いのか。けど、俺はそなたの本当の父親ではないし、子どもを持った経験もないから、正しいことが言えない。それなら、もし本当の父親ならどうするか、想像してみるしかなかったんだ」