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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
キョンシルの眼からは絶え間なしに大粒の涙がしたたり落ちる。
「―いつからだったんだ?」
トスの乾いた声が心をえぐる。
駄目、言っては駄目。これ以上、言ってしまえば、余計にトスおじさんに嫌われてしまう。ああ、でも、ここまであからさまに嫌悪を示されて、この先、トスおじさんとは二度と元の関係には戻れない。たとえ義理の娘という立ち位置でも良いから、この男の傍にずっといられればと、それだけが願いだったのに。