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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第14章 真実
 痛いような静寂が続いた。
 トスは立ちあがると、黙って室を出ていった。キョンシルには扉の閉まる音が彼の完全な拒絶に思えた。
 しばらく待っても、トスは帰ってこなかった。今度こそ、徹底的に嫌われてしまったのだ。それでも、キョンシルはひと言謝りたいと思った。明日の朝には、ここを出ていくつもりだったけれど、せめて、その前に今までの礼と今夜の詫びを伝えたかった。
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