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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
「わ、私」
 キョンシルの声が震えた。
「確かに、これは心ノ臓の発作を抑える薬だ。多少割高だが、その分、効き目はある。お母さんは、この薬を飲むと、楽になったのかな」
 その科白は質問というより、最早、確認に近かった。
「―はい、この薬を飲んで数日くらいの間、静かに養生していれば、嘘のように元気になりました」
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