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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第3章 哀しみはある日、突然に
「わ、判った」
 慌てふためいて出ていく医者に続いて、トスが出ていく。
 キョンシルはその場にくずおれた。まるで身体中の力という力が抜け出てしまったかのようだった。
「あの藪医者め」
 突如としてトスの声が背後で聞こえた。
「評判が良いと聞いたゆえ、わざわざ連れてきたのに」
 どうやら、トスは怒っているようである。
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