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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第17章 出逢いはある日、突然に

高熱で喘ぐソンをまさか追い出すわけにもゆかなくて、ソンは結局、そのまま家にとどまることになる。キョンシルは熱を出して荒い息を吐くソンの傍らに付き添い、手ぬぐいで額を冷やしたり、汗を拭いたりとこまめに世話を焼く。昼過ぎまではずっと熱が高かったのだが、夕刻近くになって、漸く熱も少し下がり、容態は落ち着いた。
キョンシルは昼食を取るのも忘れ、ソンの看病に専念していたのだ。疲れと心配のせいで、いつしかソンの枕辺に打ち伏して眠っていた。
キョンシルは昼食を取るのも忘れ、ソンの看病に専念していたのだ。疲れと心配のせいで、いつしかソンの枕辺に打ち伏して眠っていた。

