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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第17章 出逢いはある日、突然に

―お母さん? 一体、何を言っているの?
小首を傾げるキョンシルに、母ミヨンが辛そうに言う。
―お前は私からトスを奪った。それに、トスと生きていくはずの未来も。キョンシル、お前は私が心ノ臓を患っていることを知っていたのだろう? 知っていながら、わざと知らないふりをして、私をむざと見殺しにした。
―そんな、お母さん。私は知らなかったわ。もし、知っていたとしたら、お母さんを馬に括りつけてでも医者に連れていっていたわよ。
小首を傾げるキョンシルに、母ミヨンが辛そうに言う。
―お前は私からトスを奪った。それに、トスと生きていくはずの未来も。キョンシル、お前は私が心ノ臓を患っていることを知っていたのだろう? 知っていながら、わざと知らないふりをして、私をむざと見殺しにした。
―そんな、お母さん。私は知らなかったわ。もし、知っていたとしたら、お母さんを馬に括りつけてでも医者に連れていっていたわよ。

