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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第4章 旅立ち
「医者代など、とうに忘れていた。今更、他人行儀なことを言うな」
 トスは整った面にかすかに笑みを滲ませた。
「少しその首飾りを見せてくれないか?」
 キョンシルは躊躇いもせず、トスに翡翠の首飾りを渡す。
 受け取ったトスは、じいっと首飾りを見つめていたかと思うと、キョンシルを真正面から見据えた。
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