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悠久の恋の果てに
第4章 恋
「いいから。出て来い。何時間でも待っててやるから」
「だから行きたくないんですってば」
「・・・・」
「・・・・」
さっさと電源を切ってしまえばいいのに
私は心のどこかで誰かとつながっていたいのかもしれない。
「今、会社に電話すれば休日出勤の人事と連絡取れる」
「?」
「美緒の住所を無理やり聞き出して、そっちに行くこともできるけど?」
は?
「そ、そんなこと出来る訳ないじゃないですか」
「どうかな?」
「個人情報ですよ!」
「だな。出来るかやってみるか?」
「・・・・」
やりそう。そして出来そうで怖い。
「俺にそこまでさせたいか?」
「・・・・」
「出て来い。待っててやる。あんみつ食いに行こう」
「え?」
「あんみつ。好きだろ?」
「・・・・」
「あんみつを食べれば機嫌が直るから。出て来い」
なに・・・それ。
なんであんみつなのよ?
「分かりました」
本当に住所を確認されそうだから。
そんな風に自分に言い訳して、
このまま家にいても気分は晴れないから。
出たほうがいいのかもしれない。
そう思って私はハイスピードで出かける準備をした。
「だから行きたくないんですってば」
「・・・・」
「・・・・」
さっさと電源を切ってしまえばいいのに
私は心のどこかで誰かとつながっていたいのかもしれない。
「今、会社に電話すれば休日出勤の人事と連絡取れる」
「?」
「美緒の住所を無理やり聞き出して、そっちに行くこともできるけど?」
は?
「そ、そんなこと出来る訳ないじゃないですか」
「どうかな?」
「個人情報ですよ!」
「だな。出来るかやってみるか?」
「・・・・」
やりそう。そして出来そうで怖い。
「俺にそこまでさせたいか?」
「・・・・」
「出て来い。待っててやる。あんみつ食いに行こう」
「え?」
「あんみつ。好きだろ?」
「・・・・」
「あんみつを食べれば機嫌が直るから。出て来い」
なに・・・それ。
なんであんみつなのよ?
「分かりました」
本当に住所を確認されそうだから。
そんな風に自分に言い訳して、
このまま家にいても気分は晴れないから。
出たほうがいいのかもしれない。
そう思って私はハイスピードで出かける準備をした。