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悠久の恋の果てに
第5章 の
「あ・・の」
やっとのことで出した声に楠さんが反応してくれた。
「ゆっくりでいいよ。驚かせたね」
「なんで・・・私にこの事を教えてくれるんですか?」
「先日。半田と俺たちと飲みに行った時に
半田が冗談半分で、私の営業事務が今度海外の大久保くんと付き合うのよって
漏らしたんだ」
半田さ・・・ん。
私のプライベー・・・ト。
そんな飲み会で。言っちゃっ・・・て・・・
「社員レベルにはかん口令が敷かれてるから、本来なら中野さんも
まだ知らないはずなんだけど。
俺らが気になって半田に相談したら、半田が。自分が責任を持つからって。
だから、今現在では誰にも言わないでほしい」
ギュッと半田さんが私の手を握った。
「中野さん。もう今日は帰っていいよ」
「え・・」
「仕事なんかしたくないでしょ。建築営業は今忙しくないから。帰っていいよ」
「あの・・・」
「ん?」
「早退はさせていただきたいのですが、社内に居たいんですけど。
どこでもかまいません。でも第一報が入るのって会社ですよね?」
「・・・・」
半田さんと楠さんは顔を見合わせて少し相談した後
「医務室に居なさい。あそこでお茶でも飲んでて。
先生には話を通すわ」
と言ってくれた。
やっとのことで出した声に楠さんが反応してくれた。
「ゆっくりでいいよ。驚かせたね」
「なんで・・・私にこの事を教えてくれるんですか?」
「先日。半田と俺たちと飲みに行った時に
半田が冗談半分で、私の営業事務が今度海外の大久保くんと付き合うのよって
漏らしたんだ」
半田さ・・・ん。
私のプライベー・・・ト。
そんな飲み会で。言っちゃっ・・・て・・・
「社員レベルにはかん口令が敷かれてるから、本来なら中野さんも
まだ知らないはずなんだけど。
俺らが気になって半田に相談したら、半田が。自分が責任を持つからって。
だから、今現在では誰にも言わないでほしい」
ギュッと半田さんが私の手を握った。
「中野さん。もう今日は帰っていいよ」
「え・・」
「仕事なんかしたくないでしょ。建築営業は今忙しくないから。帰っていいよ」
「あの・・・」
「ん?」
「早退はさせていただきたいのですが、社内に居たいんですけど。
どこでもかまいません。でも第一報が入るのって会社ですよね?」
「・・・・」
半田さんと楠さんは顔を見合わせて少し相談した後
「医務室に居なさい。あそこでお茶でも飲んでて。
先生には話を通すわ」
と言ってくれた。