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ピンクの扉
第13章 再び東京

ホテルのチェックインを済ませたのを見届けて
家に戻ろうとする智一を亜里砂が引き留めた。
「運転してばかりでお疲れでしょう?
少し部屋でゆっくりしてください」
確かに目がショボショボするようだ。
お言葉に甘えて部屋で休憩する事にした。
なんにせよ由香が桃子と連絡を取れなければ
どうすることも出来ないのだから…
「さあ、ベッドに横になって下さい。
マッサージしてあげますわ」
言われるままに横になり
マッサージしてもらうととても気持ちよかった。
「ねえ…勘違いされたついでと言ってはなんですけど…
このままほんとにアバンチュールしてみません?」
亜里砂の言葉に智一は耳を疑った。
「な、何を言い出すんだ」
「あなたは気づいてないかもしらないけど…
私、あなたが好きです」
そう言って間髪入れずに
亜里砂は智一の唇を奪った。

