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ピンクの扉
第19章 PTA会長、再び

「か、会長さん!…」

校長先生を先に帰らせたからには
こうなることは想像していましたけど
プロローグもなしにいきなりアクセル全開だなんて…

「あなたと愛し合った後、
私、何度かこちらを訪ねてきたのよ。
なのに。あなたったらずっと留守にしているんですもの」


あ、そうか。

彼女と関係を持った後、
私、体が火照ってしまって主人のいる札幌に行ってしまったから…


「あなたと愛し合いたくて…
私、気が狂いそうだったわ
そこで考えたの。
あなたもPTAになってくれたら
会いたい時に会えるかもって…」

そう言って彼女は
校長先生のザーメンの香りが残っている私の唇に
吸い付いてきました。


「ダメ……」

あの時、彼女の息子さんを抱いてしまったという
負い目があったからレズビアンという過ちを
犯してしまったけど、
私としてはノーマルだし、
できればレズビアンの関係を絶ちたいと思っていました。

そのようなニュアンスで彼女にお断りを申し出ましたが

「嘘おっしゃい!
硬い肉棒でガンガン突けば
喜ぶと思っているバカな男どもと
甘美な時間が永遠に流れる女とのセックスと
どちらを選びたいの?
男はね、火山なの。
噴火してマグマを流したら終わりなのよ、
女は海よ。
絶えることなく波が次から次へと押し寄せるの」

そう言いながら彼女は
器用に私を裸にしてゆきます。

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