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ピンクの扉
第9章 タクシードライバー

「ちょ、ちょっと…やめて下さい!」

おっとりした性格の桃子だったが、
さすがにこのシチュエーションは
身の危険を感じた。

「怖がるなよ~、なにもしないって。
俺でよければ話を聞くって言ってんだよ」

何もしないと言いながらも
ドライバーは腕を回して桃子の肩を抱き始めた。

「やめて下さい!」
桃子は必死に男の手を追い払った。


「泣きながらタクシーに乗り込んで来たんだ。
どうせ男と痴話げんかでもしてフラれたんだろ?
淋しいんなら俺が相手してやってもええんだぜえ」

大声を出されても
人っ子一人いないという確信があるからなのか、
ドライバーは桃子の手を取り己の股間に導いた。


そこにはすでにスタンバイ状態の
男の分身が脈打っていた。


「大丈夫、ちょっぴり辛抱すればいいんだからさ~、
その分タクシー代をタダにしてやるよ。
ついでに格安ホテルも紹介してやるからさ~」

男は手荒に桃子の衣服を脱がしにかかった。

手荒ではあるけれど手慣れているのか
ブラウスのボタンを引きちぎったりせずに
キッチリと外してくれた。


「ほんとに…やめて下さい!お願いだからやめ…」

抗う桃子の口を
おもむろにドライバーの口で塞がれた。

舌を入れてきたら
噛みちぎってやろうかと思っていたのに
ひたすらドライバーは桃子の唇を
チュバチュバと吸うだけだった。

唇を吸いながらも
男は桃子のブラをたくし上げた。

真っ昼間に桃子は
豊満な胸を男にさらけ出してしまった。


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