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回想ディスコ
第2章 「裕子の場合」
「ダメだ、ホテルまで我慢できないよ。
まずここで一発目、やっちゃおうよ・・」
「え?ここで?って・・どこで?」
さすがに驚いたわ。
ここでって、まさかみんなの目の前ってことはないだろうけど、
じゃあどこでやるっていうのよ・・?
「こっち・・さあおいで・・・」
私の手を掴んで慌ただしく引っ張っていく。
薄暗くて足元がはっきりしない廊下を
時折ヒールがこけながら、男と私は目的地へと進んでいく。
行き着いたのは奥まった場所にある、トイレ。
レディース、その隣にジェントルマン。
さらにその奥にレディース&ジェントルマンと書かれた扉がある。
男でも女でもどっちも使えるよ、ということなんだろう。
ここがもう廊下の突き当たり。
ここから先に誰かがくることはない。
ホールの方向に顔を向け、今は人の気配がない事を確認すると
男は私をそのドアの中に押し込んだ。
重なるようにして男も入ってくる。
後ろ手にロックすると
ガチャリ、と現実から遮断された音がした。
まずここで一発目、やっちゃおうよ・・」
「え?ここで?って・・どこで?」
さすがに驚いたわ。
ここでって、まさかみんなの目の前ってことはないだろうけど、
じゃあどこでやるっていうのよ・・?
「こっち・・さあおいで・・・」
私の手を掴んで慌ただしく引っ張っていく。
薄暗くて足元がはっきりしない廊下を
時折ヒールがこけながら、男と私は目的地へと進んでいく。
行き着いたのは奥まった場所にある、トイレ。
レディース、その隣にジェントルマン。
さらにその奥にレディース&ジェントルマンと書かれた扉がある。
男でも女でもどっちも使えるよ、ということなんだろう。
ここがもう廊下の突き当たり。
ここから先に誰かがくることはない。
ホールの方向に顔を向け、今は人の気配がない事を確認すると
男は私をそのドアの中に押し込んだ。
重なるようにして男も入ってくる。
後ろ手にロックすると
ガチャリ、と現実から遮断された音がした。