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回想ディスコ
第4章 「弘美の場合」
ワンダーランドを出て、5分くらい行ったところにホテル街がある。
あの頃と変わったような変わらないような。
どこにしようかと看板を見ていると、正弘さんがあっと叫んだ。
「あったよ!あのホテル!」
古びたビルと看板に見覚えがある。
たしかにココだ。
ホテル八重樫。
「きっと古びてるだろうけどさ、一応思い出の場所だから、ここにしようよ」
「ええ、いいわよ」
そして電飾のアーチをくぐろうとした時、正弘さんが立ち止る。
「言っとくけど、あの頃みたいに3回はムリだからね、もう体があそこまでは・・」
「わかってるわよ!そんなこと!」
私は彼の腕をグイッとつかんで、ホテルの中へと引きずり込んだ。
・・・・・・・・・・・長い長い時を経て、
また会えるから、の言葉通りになった私たち。
思い出が新しく形を変えて動き出すかもしれないわね・・
そう、姿を消したディスコが再び
私たちの前に戻ってきたみたいに、ね!
end
あの頃と変わったような変わらないような。
どこにしようかと看板を見ていると、正弘さんがあっと叫んだ。
「あったよ!あのホテル!」
古びたビルと看板に見覚えがある。
たしかにココだ。
ホテル八重樫。
「きっと古びてるだろうけどさ、一応思い出の場所だから、ここにしようよ」
「ええ、いいわよ」
そして電飾のアーチをくぐろうとした時、正弘さんが立ち止る。
「言っとくけど、あの頃みたいに3回はムリだからね、もう体があそこまでは・・」
「わかってるわよ!そんなこと!」
私は彼の腕をグイッとつかんで、ホテルの中へと引きずり込んだ。
・・・・・・・・・・・長い長い時を経て、
また会えるから、の言葉通りになった私たち。
思い出が新しく形を変えて動き出すかもしれないわね・・
そう、姿を消したディスコが再び
私たちの前に戻ってきたみたいに、ね!
end