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誘惑のサンタクロース
第2章 ☆☆




「流れ、星・・・?」

「そう、これがおれの魔法だよ」




流れ星は見たことあるけど、
こんなにたくさんなんて見たことがなかった。



わたしはいつのまにか
涙を流していたみたいで、
お兄さんが指で拭ってくれた。




「これならいっぱいお願い事、叶いそうだね」

「でしょ?黒ちゃんの気持ちが
 少しでも軽くなるといいなって思って。
 これなら俺に話せなくても、お願いすれば叶うから」


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