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誘惑のサンタクロース
第3章 ☆☆☆
楽しみにしている時はすごく長く感じていたのに、
不安な気持ちでいるからか
明日がもうクリスマスイブになってしまった。
イブは、ママと2人でクリスマスパーティーをした。
ママは大きなホールケーキを買ってきてくれて、
ケーキ屋さんにいっぱいイケメンが居たの!
なんて嬉しそうに話していた。
今度一緒に行こうね、なんて言ってたけど
わたしはあのお兄さんの綺麗な顔が見たかった。
あの顔で微笑まれ
心臓をぎゅって掴まれたみたいな
あの気持ちを思い出していた。