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誘惑のサンタクロース
第4章 その後☆
わたしは星弥くんの香りの残る服を脱いで、
もしパパに怒鳴られてもすぐに家から出て行けるように
部屋着ではなく、外に出かけられる服に着替えた。
部屋から出て、2人の待つ部屋に行く。
ダイニングのテーブルに
向かい合わせになって座っているパパとママ。
わたしはテーブルの横に立つと
意を決して、今まで思っていたことを吐き出した。
2人に仲直りしてほしい事、
パパの怒鳴り声が恐くて震えている事、
ママの悪口を聞いているだけで胸が苦しい事、
途中からは涙が出てきてうまく言えなかったけど
精一杯自分の気持ちを伝えた。