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want to be ...
第8章 葛藤






ボロボロと、大粒の涙が溢れた。


どうしよう…ねぇ、どうすればいいの。


蒼汰さんの赤ちゃん…妊娠しちゃったの?


蒼汰さんから、何の連絡もないのに…?


「う、…っく、ふ…うぅ…っ」


情緒不安定なのも、身体が怠いのも頭が痛いのも、全部…あたしのお腹に赤ちゃんがいるから…?


思えば心当たりなんて腐るほどある。


「待ってろ」


そう言われて抱かれなくなったから、ピルの服用を一旦やめた。


あの日蒼汰さんはあたしを1日中離してくれなくて、ずっとずっと何度もあたしの中を熱い精液で満たし続けた。


笑顔で別れたあとアパートに帰ってきて、シャワーしたけど…余韻にずっと浸ってて、出された精液を掻き出すこともろくにせずそのあと寝ちゃったんだ。


しかもその日から…ピルを飲んでいない。


ベッドの隅に転がってるスマホを拾い、再びカレンダーを開く。


…あぁ。


きっとあの日…危険日だったんだ。


全然気付かなかった…


それで避妊しないなんてあたし、


「妊娠したいです」


って言ってるも同然じゃない…


蒼汰さん、あたしのこと「好きだ」って言ってくれたけど、妊娠したなんて言ったら幻滅して離れていっちゃうに決まってる…


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