この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第8章 葛藤
つまり、優奈ちゃんを。
驚いて固まるあたしに、しばらく見てなかった満面の笑み…幸せそうな笑みを浮かべて
「俺ら、高校卒業したら結婚するから」
って。
口があんぐり開いた。
この数時間に何があったんだ。
てか相手の女の子って優奈ちゃんだったんだ。
「杏奈ちゃん。これからよろしくね」
綺麗な笑顔を浮かべる優奈ちゃんに苦笑いを返して、ここで暮らすとか言い出した優奈ちゃんの部屋を確保しようとしたけど、もう部屋がなくて。
そしたら…案の定、優奈ちゃんは。
「ううん。あたし、秋人の部屋に泊まらせて貰う。
やっと両思いになれて、嬉しいの。
離れたくないの…。…いい?杏奈ちゃん」
…あたしの部屋に泊まられるよりマシか。
てか優奈ちゃんのお願い顔が可愛すぎて。
頷いたあたしは数時間後にすぐに後悔することになった。
「あっあっ…、っ…あぁっ、秋人…」
「ん…っ優奈、大好き…」
「あたしも…っん、あぁあっ…!」
それはそれは甘ったるい、真っ最中の声が夜通し聞こえてきて。
しかもあの2人…声が聞こえなくなったと思ってリビングに飲み物を取りに行ったら、お風呂場でセックスしてたり。