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want to be ...
第13章 希望
育てる…よ、シングルマザーになったとしても。
「…質問4。
その、お腹の中にいるかもしれない子供は…
俺の子供?それとも、他の男の子供?」
それとも、からの蒼汰さんの声が低くて怖かったけど
「蒼汰さんの子供です…」
と小さく答える。
そう答えたあたしの言葉を聞いて、蒼汰さんが浮かべた表情に少し驚いたけど、すぐに蒼汰さんの言葉によって遮られる。
「これが、最後の質問…。
…どうして、声を枯らすほど泣いてる?」
その質問に唇を噛んで俯いたけど、顔を持たれて見つめられる。
「…言って?」
蒼汰さんの優しい声に、涙が溢れてくる。
「だってっ…」
蒼汰さんの瞳を見てると、涙が溢れてくる…
それでも、涙を流しながら、目を決して逸らさずに伝えた。
「約束、破ったから…っ。
中出しを許して、毎日ピル飲んでたのに、
抱かれなくなったらやめちゃって、
…っふ、生理が来てないのにも気付かなくて…っ。
それ、っに、…っうぅ…赤ちゃん…
いるかもしれないのに…っお酒、飲んで…
っずっと、忘れちゃってて…っ。
迷惑なのに…っ蒼汰さんに、
物凄く迷惑なのに…っんぐ」
「ちょっと待って」