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want to be ...
第15章 家族の空間 *17年後*
「な…3人共学校行ったし、ベッド行こ?」
「っ、うん…」
腰を抱かれて甘い空気に流されかけて、思わず着いて行きそうになったけど…
「あぁあダメぇえっ!遅刻しちゃう!」
「…。いいじゃんもう…何の用事か知らんけど、
サボっちまえ。んで俺と愛し合お」
「ダメー!雫…っ大切な友達との約束だから!
…って、こら…っ」
抱き上げられて寝室に連れて行かれ、扉を閉めて鍵をかけた蒼汰。
「1回だけ…な?」
何年経っても衰える所か、益々増してく蒼汰の色気。
そんな蒼汰に未だ翻弄されっぱなしのあたし。
「…、1回だけ…だよ」
「んじゃ本気出すわ…」
「ん、は…ぁ…っ!」
そしてパジャマを脱がされ、甘く激しく翻弄される。
結局この日は昼まで離して貰えなくて、雫を怒らせちゃって大変だった…
これまで、色んな事があった。
2度目の別れの危機も訪れた。
それでもお互いを信じて、離れずやってこれた。
それは、あたしを支えてくれた雫や麻友、翔平、健、美咲さん、大樹さん…
あたしの傍にいてくれてた人達のお陰。