この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー
蒼汰SIDE
「…そ、蒼汰さん」
「?何」
ソファーに寝転がり雑誌を読んでた俺に近付き、おずおずと上目遣いで見上げてくる杏奈。
その表情がやけに色っぽくてドキリとしつつ、平然を装って尋ねる。
「あ、あの…ですね。来週、バレンタインでしょ?
何が食べたいかとか…その、聞きたくて…」
「お前が食いたい」
「えっ」
咄嗟に口から出た言葉に杏奈は勿論、俺も驚いた。
いや、杏奈を食いたいのは事実だが…
「お前が食いたい」
再び言うと、真っ赤な顔して俯く杏奈。
…やっべ、可愛い。
ダメ、マジで食いたい。
「チョコレートも食いたいけど…杏奈が食いたい」
ふ、と笑い、照れてるらしい杏奈を見つめる。
「お前が食いてぇな」
もう一度言うと、恐る恐る顔を上げる杏奈。
「…じ、じゃあ。今からでも…め、召し上がれ」
oh…
やっべ…欲情。
「んじゃ遠慮なくいただこうかな」
雑誌を放り投げ体を起こし腕を掴んで寝室へ行き、ベッドに杏奈を沈めてさんざん啼かせた。
「チョコレートも食いたいけど…杏奈が食いたい」
そう言った俺に、杏奈が起こした行動とは。