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want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー
電話を切り、その場所まで急ぐと…
他の人よりずば抜けてオーラがあって、通り過ぎる人皆に振り返って見られている3人の女の子が見えた。
その中でも一際目立つ美咲さん。
心の中で軽く気合いを入れて、近付いた。
「ごめんなさい、遅くなりましたっ」
「こんにちは〜」
「そんなに待ってないし大丈夫だよ」
謝りながら3人の傍にいき、小さく礼をする。
顔を上げて美咲さんを見ると…うわぁぁあ!
やばい!可愛すぎる!
「杏奈!久しぶりっ」
「ハル姉久しぶり!今日は誘ってくれてありがとう」
「いえいえ~。意中の男、仕留めないとでしょ?」
「うん…」
頑張るよ、あたし。
照れながら返事しつつ、美咲さんを見ると。
目が合うとにこっと微笑んでくれて、つられてにこっと微笑んでしまう。
待ってっ何今のー!?
可愛すぎるよほんとに!
「よし!4人揃ったし行こっか?
まず初めまして同士もいるし、カフェ寄ってこっ」
「そうしよっか!」
そして4人で話しながら駅前のカフェに行き、それぞれスイーツを注文する。
注文し終えると、麻友が笑顔であたし達を見渡す。
「知ってても知らなくても自己紹介しよっか?
まずあたしからね?J大4年上原麻友です!」