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want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー






これでさ、涙目になって頬膨らませて


「蒼汰さんのばか…」


とか


「他の子の貰わないでっ」


とかやきもち妬いて言われたら可愛すぎるし即ベッドに沈めて啼かせられるけど


「あぁそうですかよかったですね」


なんて冷めた反応されたらどうしよう。


悲しいんだが。


チョコレートの重さに時々ため息を吐きながら電車に乗り、マンションの最寄り駅に着く。


杏奈…何くれるんだろうか。


あいつの作る料理、何でもおいしいからな。


自炊が面倒でカップラーメンやコンビニ弁当で済ませてた俺に


「そんなんばっかじゃ栄養とれませんよっ」


つって、毎日バランスのいい食事作ってくれて。


なんなら毎日お弁当まで作ってくれるようになった。


そうしたら、俺の腹はほとんど、杏奈が作ってくれる食事しか受け付けなくなった。


完全に胃袋掴まれたよな。


あんだけ食べてたカップラーメンは、夜食に食べようとお湯を沸かして入れても、匂いを嗅ぐと気持ち悪くなったり。


コンビニ弁当も、杏奈のと比べると旨さが全然違う。


栄養がとれたお陰で体の調子もよくなったし、相変わらず朝は苦手だが、今までほとんど食べなかった朝ご飯を腹が受け付けるようになった。


今では朝ご飯食べないなんて有り得ねえな、なんて思うようになったしな。


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