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want to be ...
第22章 Request Story♡ バレンタインデー
…甘くておいしい。
すると、蒼汰さんの手があたしの体を這い、チョコレートを拭い取った感覚がした。
そしてあたしの頬に指を這わせる。
指に付いたチョコレートを舐めてる蒼汰さんが色っぽくて、かっこいいなって思いつつ…
舐め取ったチョコレートを口内に溜めたまま、蒼汰さんに口付けた。
あぁ…チョコレートの味。
チョコレートも手伝ってすぐに口内に唾液が溜まり、口の横から垂れる。
そしてキスしたまま押し倒されてズルズルと再開するセックス。
それを繰り返し、蒼汰さんがチョコレートを垂らしたモノをフェラし、また押し倒されてセックスして…あたし達は一晩中眠らず体を重ねた。
「ねぇ、杏奈」
「…、はい…」
「…あれ。会社の同僚の女の子から貰った
チョコレートの一部なんだけど。妬いてくれる?」
その言葉に、気怠い体を起こして寝室の入り口付近にある大きな紙袋を見つめる。
「…」
あんなに、いっぱい…
後でぜーんぶあたしが食べちゃうもん…
…よし、いちかばちか。
「…蒼汰さん。会社の同僚の方から貰ったチョコ全部と
あたしからのバレンタイン…
比べたら、どちらが嬉しかったですか?」
「…ははっ、そんなの比べもんならねぇよ」
そう言ってあたしの体を抱く蒼汰さん。
「今俺の腕の中にいる子が、
俺の為に体張ってこんな事してくれた、
俺を更に夢中にさせてくれた。
…いや、それ以前に。
今日この部屋で俺を迎えてくれた事が、
俺には一番嬉しかったかな」