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want to be ...
第23章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅰ
「…、」
ぼんやりと目を開けて、天井を見つめる。
…あぁ、朝か。
ゆっくり体を起こし、しばらくぼんやりと一点を見つめていた。
ふあ、と欠伸をこぼし、寝癖がつきやすい乱された髪を手櫛で軽く整える。
そのまま俯いてうとうとしてて、肌寒さを覚え体を震わせて再び布団に入り、隣にいる、まだ夢の中にいるらしい蒼汰さんに身を寄せる。
寝起きが悪く、目覚まし時計が数個ないと起きれない蒼汰さんは、熟睡中は基本的に何しても起きない。
…何しても。
あまりにも起きてくれなかった時、…うん、フェラで起こした時もあったしね。
腕枕してくれてる蒼汰さんの腕に頭を預けつつ、そっと寝顔を拝ませて貰う。
「…綺麗」
ほんとに。
びっしり生えた睫毛は、瞬きする度バサッて音がしてるんじゃないかってくらい長い。
荒れ1つない肌はすべすべ。
寝ているのを確認して、頬をつんつんと軽く指でつついてみる。
うわ、もっちもちだぁ。
負けてる…よね?このすべもち感…