この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第23章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅰ
「…んん、いい子…」
ゆるく微笑んだかと思うと、あたしの体を後ろから抱き寄せ再び寝息をたて始めた。
「…っ」
お腹に回ってる蒼汰さんの腕。
その腕を掴みつつ、言われた言葉に頬に熱を持つ。
…え。
え…!
何、今の。
あ、朝からきゅんきゅんさせないでください…
でも、わぁ…嬉しいな。
蒼汰さんから抱き締められちゃった…えへへ。
しばらくきゅんきゅんの余韻に浸ってたけど、だんだん眠くなってきた。
あたしもまた寝ようかな…今日休日だし。
そう思って、ゆっくり目を閉じた。
「おやすみなさい、蒼汰さん…」
…あと。
なかなか本人に面と向かって言えないから。
「大好きです…」
蒼汰SIDE
俺に背を向けた体勢で寝息をたて始めた杏奈。
閉じてた目を開き、小さく一息。
実はアラームが鳴った時から起きてて、狸寝入りだったりする。
今までアラーム1回でなんて絶対起きられなかったのに、今日は特別らしい。
何かあったか?今日。