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want to be ...
第23章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅰ






「…んん、いい子…」


ゆるく微笑んだかと思うと、あたしの体を後ろから抱き寄せ再び寝息をたて始めた。


「…っ」


お腹に回ってる蒼汰さんの腕。


その腕を掴みつつ、言われた言葉に頬に熱を持つ。


…え。


え…!


何、今の。


あ、朝からきゅんきゅんさせないでください…


でも、わぁ…嬉しいな。


蒼汰さんから抱き締められちゃった…えへへ。


しばらくきゅんきゅんの余韻に浸ってたけど、だんだん眠くなってきた。


あたしもまた寝ようかな…今日休日だし。


そう思って、ゆっくり目を閉じた。


「おやすみなさい、蒼汰さん…」


…あと。


なかなか本人に面と向かって言えないから。


「大好きです…」









蒼汰SIDE



俺に背を向けた体勢で寝息をたて始めた杏奈。


閉じてた目を開き、小さく一息。


実はアラームが鳴った時から起きてて、狸寝入りだったりする。


今までアラーム1回でなんて絶対起きられなかったのに、今日は特別らしい。


何かあったか?今日。


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