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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
「…?何で?」
「あはは、何でって。…杏奈と、同じ目してる」
「…へっ?」
目?
同じ…だったかな?
「それに、同じ笑顔で笑ってた」
…えぇっ!笑顔も同じ!?
そんなに似てたっけな、あたし達…
「あとね?蒼汰くん、ときどきあたし達の前でも
杏奈の事好きで堪らない~、って顔するのよ」
「…っ!?」
…あ、あ、あたしの事好きで堪らない!?
そ、そんな顔してたっけ蒼汰さん!?
最近凄く笑顔を向けてもらえるようになったけど、もしかしてそれの事!?
「あ…、…っうぅ」
「こら、動くな~。…でも、半年かぁ。
もっと長いと思ってたんだけどなぁ」
浴衣の着付けを終えて次は髪をアレンジしてくれてるお姉ちゃんに、手で頭を固定される。
それは…
「もしかして同棲したりしてた?」
「!!」
す、鋭い!!
何で分かったのー!?
コクコクと頷くと再び手で頭を固定される。
「そっかー…根掘り葉掘り聞きたいところだけど
我慢するかー。いつか絶対聞かせてよー?」
「うん…もちろんっ」
「約束ね。…はい、出来たよ!」
その言葉に、目を閉じてろ、と言われ、素直に閉じてた目を開けた。