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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
「杏奈はあたしが手伝ってあげる。
杏奈いじるの久々だー!張り切っちゃうな~」
「もー、お手柔らかにね~?」
「蒼汰くんは、おばあちゃんに…」
「…いやっ、自分で着れます…」
「えぇ、そうー?」
「はい、お気遣いありがとうございます」
「…、…ふふ、はいはい」
蒼汰さん…顔、赤いなぁ…
こっちまで照れちゃうよ。
がしがしと頭を掻いて隣の部屋に向かった蒼汰さんを見送り、ママのお姉ちゃんに浴衣を着付けるお手伝いをして貰う。
「やー…びっくりした。めちゃくちゃイケメンじゃない…」
ね、付き合って何年になるの?」
「え?…っあ、えーと…」
どう答えればいいの!?
アッチの関係は高3からだけど、あれはセフレだから付き合ってるって言わないし…
思いが通じ合ってからも、付き合うまで結構時間かかってるし!?
「っあー…、半年くらい…かな」
「結婚前提で俺と付き合ってください」
そう言われた時からの期間を言ってみると。
「ふふん…何か深い事情があんのね?」
…お見通しだな。
「うん…余り大きい声で言えない事なんだけど…」
「そっか、じゃあ敢えて聞かない事にするわ。
いやー…でも蒼汰くん、あれ絶対いい子よね」