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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*
「わ、今のカップル髪型お揃いだったね」
「うん、しかもめっちゃ美男美女!凄くお似合いーっ」
「…っ」
あの後、お姉ちゃんに化粧をして貰って、蒼汰さんもあたしとお揃いの髪型にして貰って、2人で祭りの道まで歩いてきた。
時々蒼汰さんの手や肩にぶつかるだけで反応しちゃってるあたし…ほんと、中学生って言われても何も言い返せないよ。
そして、色々並んでる屋台を2人で歩いてるけど、
「…」
女の子の蒼汰さんへの視線が凄い。
容姿とか関係なく、蒼汰さんはカッコいいけど。
…何だか今日の蒼汰さん、一段と色気すごいし輝いてる気がするんだけど気のせい…!?
浴衣マジック!?
ときどきちらりと蒼汰さんの横顔を見上げて、気付かれないようにそっと逸らす。
そんな事を繰り返してると。
「…何、杏奈。照れるんだけど」
「っ!」
き、気付かれてた!
「え、あ、あの…っ」
「…」
「!」
恋人繋ぎで握られた手。
ぶわっと顔に熱がこもる。
う…嬉しいです。
さっきよりも、少し近い距離。
こんな距離…エッチしてる時より遠いのに、ドキドキするのはどうしてかな?
…違うところに、意識を移そう…