この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ






去年は


「金はいらねーよ」


だったのに!


「蒼汰さん、花火見ながら食べましょーっ」


「おう」


おじさんにお礼を言って、大判焼きが大量に入った紙袋を抱えて歩き出す、と。


「あ!待て杏奈ちゃん、それじゃ手ぇ繋げねぇだろ」


「?」


そう言って屋台から出てきたおじさんが、手提げ袋に入れてくれる。


「重いしこれで持ってけ、そしたら手ぇ繋げるぞ~」


「わぁーっ、ありがとう!」


相変わらずサ-ビス満点!


「楽しんできな」


「うんっ」


一気に上機嫌になったあたし。


「…杏奈、それ持つよ」


「?あっ、ありがとうございますっ」


大判焼きが入った袋を持って貰い、焼きそばを半分こして食べて、かき氷を食べて、タピオカジュースを飲んで、射的をして、金魚すくいをして、花火を見た。


お金は、払うって聞かなかった蒼汰さんに全部払って貰った。


お金いっぱい持ってきてたのにー!


去年までは、お兄ちゃんや高校の時の友達や雫と来てたけど、今年は彼氏…蒼汰さんと。


彼氏、って称される人と来るのは初めてだった。


暁くんとは、付き合う前だったし。


「…綺麗だな」


「綺麗ですね」


毎年見てるはずの花火…でも、今年は違う。


蒼汰さんと見ると、一段と綺麗に見えてしまう。


/500ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ