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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
大好きな人と浴衣で花火…
女の子なら誰でも憧れるだろうシチュエーション。
…幸せ。
蒼汰さんと来れてよかった。
夜空に広がる花火を見ながらそっと、蒼汰さんの肩に頭を預けた。
「…うわぁ、混んでますね」
「混んでんな…もみくちゃになりそうだな」
花火が終わると、帰りの電車もある為皆が一斉に駅方面に向かって歩き出す。
沢山の人がいる為、思うように進めない。
「どうしましょう蒼汰さん…この波に乗ります?
もう少しここにいます?」
そう言って見上げると、蒼汰さんは何も言わずに、人の流れとは反対方向に向かって歩き出した。
「…!?」
驚いたけど、大人しく蒼汰さんに引かれるまま後を着いていく。
そして、雑踏から少し外れて、着いたのは。
「…っ」
ラブホテル。
そっと繋いでた手がほどかれると、肩を抱かれて中に入れられた。
半分ほどうまってる部屋の中から、蒼汰さんはおしゃれな内装の部屋を選び、そこまで歩く。
部屋に入り扉が閉まると、勢いよく抱き寄せられて、キスされた。