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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ

すれ違う女の子、みーんな蒼汰さん見るんだもん。
男の子すらも。
どっちにも見られるなんてほんと、凄すぎて…
「…なぁ、また何か勘違いしてやがるな?」
「…へっ?」
勘違い?
「してないですよ~、蒼汰さんがモテるのは
ずっと前から分かってますもん。
今日は浴衣だから色気もかっこよさも倍増ですね!」
そう言ってにこにこ微笑むと、溜め息を吐かれる。
「…お前ほどモテねぇよ。
男にも女にも見られてモテてんのはお前だっつの」
「…はい?」
「それにお前さ…今日、何でそんな可愛いの」
「…っ!?」
「いつもめちゃくちゃ可愛いけど…今日は特に。
浴衣だからか?」
…それなら、蒼汰さんだって。
「蒼汰さんだって…いつもですけど、
ほんと…かっこよすぎますよ」
「…俺は、かっこ悪いよ。
好きな女がモテてる事にヤキモチ妬いて、
俺しか見えなくなればいいのに
って思ってるくらい…かっこ悪い」
…きゃぁぁあ!?
この人、ほんと突然きゅん爆弾投下するから怖い!
もう、ずるい…
「…蒼汰さんしか、見えてませんよ」
「…え?」
「毎日、蒼汰さんの事ばかり考えてます。
朝から夜までずっと…夢にまで出てくるんですよ?」

