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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
「よろしく、っお願い…しますぅ…」
ようやくまともな言葉を口に出来たけど、やっぱり出し切れてない涙が溢れてしまった。
ねぇ…蒼汰さん。
あたしね?今まで、あなたの事でたくさん冷たい涙を流してきてたの。
辛くて悲しい事ばかりだったから。
でも、それが…いつからかな?
冷たかった涙が温かい涙に変わったの。
これからもあたしに温かい涙を流させてください。
そしてあたしもいつかきっと、蒼汰さんに温かい涙を流させてみせます。
その時は絶対、あたしがあなたの涙を笑って拭いますから。
大きなベッドの上で、蒼汰さんに後ろから抱き締められた体制で座ってるあたし。
蒼汰さん、ちょくちょくあたしの胸揉んでくるから、くすぐったい…
穏やかな気持ちになってると。
「…大きくなったな、胸」
「…えっ!?太りましたかあたし!?」
突然の言葉に驚いてしまう。
蒼汰さんに初めて会った日から7kg?くらい痩せたはずなのにー!
「違ぇよ、俺が育てたからだろ」
「…っ」