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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
「…っ、ん…!」
蒼汰さんの唇が、あたしのうなじに触れた。
さっきさんざん付けられただろう紅い印。
尚もその数を増やしていく蒼汰さんに、さっき数えきれないくらい付けられたのもあり、少し困惑してしまう。
「やっ…蒼汰さ、キスマークはもう…っ」
「何で」
「…っ、何でって…っ」
「俺にキスマーク付けられんの、嫌なの?」
…嫌な訳ないでしょう!
嬉しいに決まってるじゃないですか、大好きな蒼汰さんから付けて貰えるなんて!
けど…
「げ、限度というものがあるかと…」
「そんなもんない」
…えぇ!
ないの!?
「自分のものに名前書くのと一緒だよ。
杏奈は俺の…俺だけのもんだから、
俺のものって印をたくさん残しとくんだよ」
「…っ」
やばい。
何か…愛されてるって、実感できるかも。
「じ…じゃあ!あたしも付けたいです、蒼汰さんに」
「ん…じゃあ1個だけね」
…え!?どういう事ですか!?
あたしには温泉やプールや銭湯に絶対行けないくらいたくさん付けといて、自分は1個ってどういう事ー!?