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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
何だろう…ほんと蒼汰さん、甘々だ。
好きな人が、自分の事を好きになってくれる。
奇跡だよね…ほんとに。
…あぁ。
こんなところで、こんな密着して。
さっき、キスや愛撫で高められて火照ってた、でも一旦落ち着いてた体が再び火照り出す。
…触れたい、触れられたい。
愛したい、愛されたい。
蒼汰さん…エッチ、するんでしょ?
さっきからずっと、あたしの体は準備万端ですよ。
今日は、激しいのにも耐えられる気がする。
しかも、せっかくの浴衣だけど。
こういうのも、新鮮じゃない?
ほどけかけてた帯を更に緩め、浴衣から肩を出す。
あたしは美咲さんとは比べられないくらい色気ないけど、胸だって小さいけど、顔だって全然可愛くないけど、スタイルよくないけど、蒼汰さんを誰より大好きな自信ありますよ。
「蒼汰さん…、抱いてください…」
わざと胸辺りまで浴衣をはだけさせ、振り向き際に蒼汰さんを見上げて、いつもより高くて甘えた声で言ってみる。
…と、目を見開いて生唾を飲み込んだ蒼汰さんにベッドに押し倒された。
「…!」
蒼汰さんとお揃いの編み込みの髪が乱れ始める。
剥き出しの肩をそっとなぞられ、声を洩らす。