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want to be ...
第25章 Request Story♡ 2人の1日 Ⅲ
言ってみようか迷ってると、蒼汰さんが浮かべた表情に泣きそうになった。
何て…優しい表情。
その表情に感じさせられて。
下着を脱いだ蒼汰さんがあたしの膝を開いて間に入ってきて、髪を掻き上げられて額にキスされる。
口にも…ほしいです。
そう思ってると、 思いが伝わったのか口に出しちゃってたのか、下からすくい上げるようにキスされて、思わず涙が溢れてしまった。
あぁ…大好き。
蒼汰さんが大好き。
どうしよう、本当に大好きです…
唇が唾液の糸を引いて離れる。
当たってる…蒼汰さんの熱いモノが。
早く、早く来て。
早く乱して…
「蒼汰さん…」
涙で潤む瞳で蒼汰さんの目を見つめると。
「…なぁ」
掠れた声で、蒼汰さんが呟いた。
「はい…?」
何だろう…
「いつになったら呼んでくれんの、俺の名前」
「…」
名前?…って。
「蒼汰さん…でしょう?」
他に何があるというのだろう。
…まさか、本当は違う名前だったとか!?
蒼汰じゃなくて、翔太だったとか。
どっちでもかっこいいけど、名前…蒼汰じゃなかったのかな?
「そう…それだよ」