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want to be ...
第4章 転機
「あたしを抱いた後のあなたは
清々しい表情をしてました。
あなたの綺麗な笑顔を、向けて貰えました」
彼の瞳を強く見据えて、言葉を重ねる。
「あなたはあたしを見なくていい。
あたしに愛する人を重ねればいい。
他に女の人がいてもいいです。
あたしからあなたに何も求めないから…。
あなたはあたしを愛する人に重ねて抱けばいいだけ…」
あぁ、涙が溢れそう…
幸せな恋がしたいのに、どうして他人の代わりなんてしなくちゃいけない?
大勢の内の1人にならなきゃいけない?
だけどこれは、紛れもないあたしの意思…
あたしは、彼の傍にいたいんだ。
「ふぅん…
そこまで言うなら、セフレにしてやるよ」
その言葉に顔を上げる。
「後悔してももう遅ぇぞ。今更拒否は受け付けない。
お前が望んだことなんだから」
「…、はい」
「俺の美咲への思いは凄ぇんだからな。
それを…全部お前にぶつけるんだぞ?
俺はお前を美咲だと思って抱くんだぞ?
逃げたら承知しねぇからな」
「逃げません。あなたが、あたしを抱くことで
楽になるならいくらでも抱いてください」
「お前の人生、…下手したらお前の身体、ぶっ壊すぞ」
「あなたに初めて会った時既にぶっ壊されてます」
「俺が呼んで最低でも30分以内に来なかったら
マジでお前の身体ぶっ壊してやるからな」
「…望むところ」