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第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈






「…聞いてないの。蒼汰から」


「!?」


なっ何をでしょうか!?


蒼汰さんからあなたについて聞く事なんて、あなたの美咲さんへの溺愛っぷりとか溺愛っぷりとか…美咲さんへの溺愛っぷりとかばかりですけど!?


「えと…美咲さんへの愛の大きさ…とかですか?」


「は?」


ひぃっ!


怖いよー!


「…そうだけど、違ぇよ。そりゃ美咲の事は
死んでもいいくらい愛してるけど…今は違う」


う、あ、…さ、左様ですか…


死んじゃだめでしょあなた…


なんて思ってると。


「とりあえず、入れて」


「あ、はい。…えぇっ!?」


中に用があるんですか!?


「…つか、聞いてないとか有り得ない。
ちゃんと確認して」


「ひ、は、はいっ」


イケボすぎて耳が溶けちゃうー!


確認する為に慌てて扉を閉めようとして、慌てて開けた。


「あ、ど、どうぞっ」


笑えるくらいどもって大樹さんを招き入れ、慌ててスマホを探しに行こうと走り出すと。


「お邪魔します」


「…っ」


きゅん。


うわぁ…


そういう言葉、ちゃんと言える人なんだ…


なんて、かなり失礼な事を思っちゃったあたし。


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