この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
want to be ...
第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈
眠ってるのかな…?
とりあえず、さっとお風呂に入って来よう。
お風呂から上がって、目が覚めてなかったらすぐに…救急車呼ばなきゃ。
パジャマを用意し、湯船に少しだけ浸かり、体を洗った後お風呂掃除をして上がった。
体の水気を拭き取りパジャマを着ようとして…最悪な事に気付いてしまった。
…な、ない。
ないー!!
持ってきたはずの、下着がない!
「嘘でしょーっ…」
お風呂場の中をあちこち歩き回って探したけど、見つからない。
廊下に落としたのかと思って確認したけど、ない。
「…」
寝室、だな…
引き出しから取ったのは間違いないし覚えてるから、パジャマを取る時に落としちゃったんだろう。
…ここでいつものあたしなら、普通に何も思わず取りに行くんだけど。
「…大樹さん、起きてないかな…」
今は、寝室で大樹さんが眠ってる。
もし起こしちゃったら物凄く見苦しい姿見せちゃう事になるし、かといってノーパンでいるのも嫌だし…
…けど。
考えすぎだよね、もし大樹さんが目を醒ましててあたしがバスタオル姿で入ってきても、何とも思わないよね。
だって美咲さんだけを好きな人なんだから。