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want to be ...
第26章 Secret Story 大樹 × 杏奈
美咲さんを忘れてたのに…あれ以来2人は更に愛を深めて、永遠の愛を誓った。
あれだけ強烈なセックスは、今までも、蒼汰さんでも味わえなかった。
…けど、あんなのはあれきりで十分だな。
美咲さんから大樹さんを奪う気は1㎜もない。
あたしだけの、小さいようで大きな秘密。
「ん、杏奈?ただいま」
ぼんやりと立ち尽くしてると、蒼汰さんが帰って来たらしくあたしを見て首を傾げた。
「…あ、蒼汰さん。おかえりなさい」
「ついさっき下で大樹と会ったわ」
「美咲さんにケーキ買ってあげるらしいですよ」
「ん?そうなんだ。…ちなみに俺も。買ってきた」
「…わぁあ!ケーキ!チーズケーキありますっ!?」
「2つ」
「…!あたし2つとも食べていいですかっ!?」
「いいよ。その代わりお前をまず食ってからね」
「今日安全日ですよっ」
「知ってる。中入ろ」
肩を抱かれて、あたしは蒼汰さんと部屋に入った。
今日もあたしは、蒼汰さんに抱かれる。
体の奥の熱い燻りには、気付かないふりをして…