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want to be ...
第6章 ヤキモチ
切られたのか、呆れたように画面を見つめて脱ぎ散らかされた服の上に投げ捨てる蒼汰さん。
ようやくあたしの口を塞いでいた手を離され、喘ぎが混ざった荒い息を吐く。
「っ…ど、して…。どういうことですかあ…」
「…ふ、何が」
「何で大樹さんにあたしのこと、…ふあ、あっ…!」
抜かないまま律動を再開され、それどころじゃなくなってしまった。
「っ、っ、はぁ、あ…っ
あぁ、あっ待ってっ、…っ、うぅん…っ酷い…っ」
「ふっ…何が酷い、だ。こうなることも想定して
セフレになったんだろ?」
否定出来ないのがものすごく悔しい…
「それにこんな無理矢理で激しい俺でも大好きだろ?
…な?杏奈…」
嫌い!
…って、言えないからムカつく…
ほんと悔しいけど、そんなあなたも大好きですよ。
顔を赤くして俯くと、ほ、と息を吐く蒼汰さん。
でも、あたしが蒼汰さんを見るまでにその表情は消えていて。
代わりに、酷く妖艶で意地悪な表情になって、あたしを見下ろしていた。
「これで邪魔者はいねぇ…。耐え抜けよ、杏奈。
もう一晩離してやんないから」
ちょっ…嘘でしょ!?
「嫌ぁあ!待っ…、あっあっあぁっ…」
「…ふ、待ってました口答え…。
さっきの逃げた分含めてこの2日間離さないから…」
待って、酷い!
来なきゃよかった!
こんないじめられるなんて…!
…でも、あたしが望んだことなんだ…
どんな蒼汰さんでも、受け入れなきゃ。
それに、どうしてかな…
むしろそんな蒼汰さんが、あたしは好きだ。
無理矢理、あたしを抱く蒼汰さんが…
あぁ、蒼汰さんだ…って感じがする。
…もっともっと、あたしをあなたの記憶に、身体に刻みつけてください。
絶対忘れないように…