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want to be ...
第7章 解…消?
もういろんな意味でめちゃくちゃにされちゃったんだもん。
何度心折れかけたか分かんない。
あの時、ほとんど毎日身体を貪られて…激しくて辛くて苦しかった。
あたしが自ら望んだことだったのに…セフレになったことを後悔してた。
妊娠しなかったのが奇跡だった…
あぁ、メールがきた。
今日も抱かれるんだ…
今日はどんなこと言われるかな?
泣かないようにしなきゃな。
自分を叱咤して振り立たせて、蒼汰さんの前では笑顔でいるように努めて、蒼汰さんがいないところでは泣き崩れて。
悲しすぎて泣けなくなった時もあった。
それでもどうしてもあたしは蒼汰さんに強く惹かれてて、蒼汰さんのセックスが気持ちよくて…
辛いのを耐えて、どんなことをされようとめげずに蒼汰さんを受け入れ続けた。
「でもな、杏奈。俺我に返ったことあったんだ。
赤の他人に何してんだ、って。その話を俺の友達の
カップルに話したら、いろいろ教えてくれた」
赤の、他人…
チクンとまた心が痛む。
「杏奈…ご両親、もうおられないんだな」
まさかの言葉に身体を震わせて蒼汰さんを見上げる。
どうして…それを。