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want to be ...
第7章 解…消?
蒼汰さんが麻友達にあたし達のことを話してたのなら、今までのちょっとした疑問は解消する。
…ていうか、ほんとに…
「…世の中せっまいですね」
「…ほんとにな」
しみじみと2人で頷き、我に返った蒼汰さんは再び話し出した。
「杏奈のこと名前出さずに話したのにすぐバレて、
お前について聞いたらいろいろ教えてくれた。
それからお前を見る目が変わったんだよ俺は」
もう…麻友と翔平のバカ。
この人には言ってほしくなかったよ…
「どうしてそんなこと聞いたの?
セフレになった日あなた、俺はお前に干渉しない
って言ってたじゃないですか」
「ふっ…そんなこと言ってた男が干渉するように
なったら…どんな意図になったか、分からない?」
あたしは鈍くない…むしろ敏感な方だと思ってる。
それって…、…でも。
「そんなの信じれる訳ないでしょ?今まで何10年も
同じ人を好きだった人がそんなこと言ったって」
「もちろん。美咲のことはまだ好きだ」
チクン。
「結婚しようがしまいが、俺の大切な女だからな」
チクン…