この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
want to be ...
第7章 解…消?






「美咲と一緒に大樹さんに会いに東京来てて、
美咲は大樹さんと愛し合うから俺邪魔じゃん?
この隣の部屋から追い出されてとりあえず
電車乗って…全く分からない渋谷さまよってた。
…泣きながら」


「俺自身、気が滅入ってたんだろうな。
あの時しんどいことがいろいろ重なってたんだよ。
美咲は俺のものじゃないんだって実感した途端、
目の前が真っ暗になって。
あ、俺誰にも必要とされてないなって」


「涙が止まらなくて、気付いたらラブホ街にいて…。
何かいろいろどうでもよくなった。
ラブホ街出たら川に飛び込んで死んでしまおうか、
いないだろうけど、1人でいる女いたら
ラブホ連れ込んで朝まで犯してやろうか…
そんなこと考えてる時に聞こえたのが
杏奈…お前の、助けてって声」


嘘…死のうとしてたなんて。


そういえば、今更だけど不思議だよね。


どうしてあんなところに1人でいたのか。


どうして見ず知らずのあたしを助けてくれたのか。


でもどうして死にたいなんて思ったの?


そんな考えになっちゃうの?


自信なくなっちゃうのかな…自分に。


「お前の声が、やけに俺の頭に響いた。
気付いたら身体が動いてて探してて、助けてた。
どうしてかは分からない…そんな衝動に駆られたのも
自ら進んで誰かを助けようとしたのもその時初めてで」


「何か最後に人の役に立ちたいとでも思ったんかな?俺。
あの時ほんとに気が滅入ってたから本能だとは思うけど…
それで、お前を助けて改めてお前の顔見たらさ、
…そっくりだったんだ、美咲に」


/500ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ