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アンバランスなsweet
第12章 絡んだ糸のように
Drは患者様と向き合うのに忙がしくて。
たまにカルテの記載が抜けてしまったりする。


カルテの所見にはキチンと症状が記載されていても、
病名の欄を書き忘れたり、
後から記入する予定でいて、別の予定が入ったり。


毎日の業務で病名のチェックを掛けて、
幾らかでもDrと事務の業務を減らそうとはしているものの、全てを網羅するのは難しい。



そしてー‥。
今話題のジェネリック‥後発品薬の処方は、お薬の名前が成分名に近くなるので、カタカナが長くて。


例えば、眩暈のお薬『メリスロン』が、『メシル酸ベタヒスチン』になったりとか‥。
同じ成分なのに、カタカナに襲われて。
頭の中がプチパニックになりちょっとだけ嫌。


薬効リストの本を引きながら付き合わせを行う作業は目に来るから目がチカチカする。

(少しだけ、休憩!トイレにでも行ってこよう‥。)



処置室にまだ明かりが付いていて。
中からは柔らかな口調の歯科の先生の声が微かに漏れ聞こえていた。


(鈴木デンタルクリニックの先生‥智樹兄さん、来てるんだ)





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